鋸山の麓、東京湾フェリーの発着する金谷港。この金谷港にあるのが、レストラン&マーケットプレイス「ザ・フィッシュ」です。道の駅ではありませんが、雰囲気は道の駅のよう。モンドセレクション受賞のバウムクーヘン工房「見波亭」がここにあるのです。

「ザ・フィッシュ」にはバウムクーヘン工房のほか、パン工房、和菓子工房、スモーク工房の4工房があるのですが、特筆すべきは「全工程が完全な手作り」という点。
2006年、2007年にヨーロッパの強豪焼き菓子を押さえて「2年連続のモンドセレクション最高金賞」を受賞しています。
ドイツの手作り製法で作るバウムクーヘン(Baumkuchen)の製造工程は、「ザ・フィッシュ」に行けばガラス越しに見学が可能です。

牛乳は南房総市(旧三芳村)で乳質を誇る安藤牧場の「低温殺菌牛乳」、卵は君津市の西野ファーム「菜の花たまご」、塩は勝浦の海水100%でつくる「勝浦の低温蒸発塩」と、地産地消で素材そのものにもこだわって作られています。
一番人気は金谷のシンボル「鋸山」(のこぎりやま=東京湾から眺めるとのこぎりのように見える)をイメージした「のこぎり山バウムクーヘン」で、濃厚な味わいが特徴。ぎざぎざはまさに鋸山!
定番のふんわり、しっとりの「やわらかバウムクーヘン」との食べ比べもおすすめです。
バウムクーヘンの食べ比べセットを注文する

新商品として、生地に千葉県産の落花生を混ぜ合わせた「落花生バウムクーヘン」や「やわらかバウムクーヘン」にクリームチーズを挟んだ、「バウムスティック」も注目。また、季節の限定の抹茶を練り込んだ「抹茶バウムクーヘン」なども要チェックです。


東京湾フェリーから眺めた鋸山(右端)。のこぎり型に山が連なっているのがよくわかります。久里浜からフェリーで渡った金谷港にモンドセレクション受賞のバウムクーヘン工房「見波亭」があります。
取材協力/東京湾フェリー